偶然外装クリーニングが続きました。
まずはヤマハのU1D。
こちらの事情で長く預かってしまい、お客様にはご迷惑おかけしました。
磨きまではすぐに終わっていたんですが、脚(棚受け柱)の下部、妻土台の塗装が剥げていたのでサービスで塗装をやり直す事にしました。
が、立てたまま吹き付け塗装するのは色々問題があるので、前に書いたウマをもらって来てからやろうと思っていたら予定がズレて行き…
塗装後。サービスなのでこのくらいで。
このU1Dを納品する前に、更に2台預かってしまって置き場所、作業スペースが大変な事になりました。
そこで預かったのは最後ですが先に納品する予定のカワイUS50から作業しました。
ペダル。カワイは真っ黒にはなりにくいですが水玉模様になりますね。
底板を外さないとペダルが外れないんですが、底板を外すには作業スペースが広く必要になります。
一旦他のピアノを廊下等に退避させて底板を外します。
外側が出来上がったら今度はこっちを廊下へ出し、修理や調律調整を行います。狭いです(笑)
人工皮革が劣化して毛が生えるんですよね。
まだ動きを邪魔してはいないんですが、今後のため交換しておきます。
見た目も綺麗になりましたが、あくまでスムースな動きの為です。
一緒に預かった椅子もそれなりに綺麗にしてお届けしました。
最後はヤマハのW104。ミンディという栴檀の一種を使っているらしいです。
白鍵木口が変色、反ってます。
塗装部分は結構綺麗なんですが、下半分はネジは錆びて回らないし、キーピンも錆びているし、土台に付いている金属カバーも錆てました。
錆を削り取って塗装の下塗りした所です。ひび割れもあり、色が合わないのでこの部分は全部塗ってしまいます。
写真を取る左右を間違えましたが、両方とも同様です。
白鍵木口は交換して外装のクリーニングも終わった所。
散らかってるのが映り込んでますね(笑)
クレーンだったり難しい所は運送屋さんに頼みますが、簡単な所は自分でお届けするようにしたので、これまでより手軽な金額でクリーニングや預り修理を提供出来るようになったと思います。