2020年7月豪雨の対応

この度の2020年7月豪雨で被災された方々へ、心よりお見舞いを申し上げます。

今はまだピアノどころではないかと思いますが、ピアノ浸水被害についてお知らせします。

国内メーカーのカワイ楽器製作所、ヤマハは以下の様に、水害に遭ったピアノの特別対応を発表しています。

https://www.kawai.jp/news/20200708/

https://jp.yamaha.com/support/disaster_2020/index.html

お持ちのピアノが浸水被害に遭われた場合、まずは上記2社にお問い合わせ下さい。

一般論ではありますが、アップライトピアノで底板(本体底部の板)より下、グランドピアノで棚板(鍵盤が入っている部分の下の黒い板)より下の浸水であれば、水没するのはキャスターや脚、ペダル等、交換すれば良い部分ですので十分使用可能です。

それ以上の浸水となると、水に含まれていた細菌、真菌、バクテリアのリスク、木の変形、接着剥がれ等後々になって影響が出てくる可能性もありますので、修理をお勧めし難いです。

また、天井までの浸水の場合、ピアノが水に浮き、転倒している場合があります。比較的軽いアップライトピアノでも、裏側を下に倒れると起こすのは容易ではありません。調律師、楽器店、ピアノ運送業者等にご相談ください。