KG-5Cその3

やっと注文していた部品等が入って来て修理が進みました。

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まずは鍵盤のブッシングクロス。
弾いていなくて虫食いにあったため、ピンの接触しない部分だけ食われています。
段差に引っかかり鍵盤が戻らない事もあります。
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今回はPVAと言う種類の接着剤をつかってみました。
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初登場、ダンパーガイドレールです。
これも虫に食われてますね。ついでなので交換します。
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これは接着されてませんので押し出して、新しいクロスを押し込むだけです。
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取り付けました。
カワイは響板がいつまでも綺麗ですね。
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次はローラーと言う部品です。
よく弾いていると黒くなっている部分とその間が摩耗して薄くなりますが、これの場合重さで潰れ角が出来てましたので交換です。IMG_0152.JPG
今回、計測してみると規格品にないサイズだったので特注しました。
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新しくなったローラー
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この辺は何度か投稿していると思いますので省略します。
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いよいよ張弦開始。
この青いフェルトが特注で弦が張れませんでした…^^;
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低音弦は浜松で作ってもらいました。新しい銅が美しいですね。
ちなみに、通常は一本取り出しては後方に引っ掛け、前に移動してチューニングピンに巻きつけ、次の弦を取り出し…とやりますが、ピアノが大きく、部屋も狭いので移動が少なく済むようにやってみました。
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低音弦にリボンフェルトも取り付けて張弦完了です。いよいよ終わりが見えて来ました。

KG-5Cその2

さっさと弦を張って落ち着かせたいところですが、部品調達の関係上、先に外装をやっています。

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まずは真鍮パーツの磨きから。
カワイのペダルは錆止めにラッカー塗装をしてあり、ペーパーで削ってから磨く…と教わったんですが、ペーパー目が消えず白っぽく乱反射する仕上がりになる為最近は薬品を使うようにしてます。

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塗装を剥離し錆を洗い落とした所です。
実際の作業としては薬品を塗りつけ放置、洗い流して別の液に漬け込んで放置、その後こすり洗い、という感じで間に他の作業が出来るので嬉しいです。
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バフ研磨機という機械で磨いて完了です。
このままの方が美しいのですが、すぐに黒くなるのでクリア塗装しておきます。(この辺は好みというか、考え方次第ですね。何も塗らずに調律の度磨くのも良いと思います)
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そして空いた時間は本体の磨きをしました。
この白いブツブツ、おそらくカビです。
そして塗装自体も盛り上がってます。
塗装は専門ではないのですが、塗膜が浮いてずっと削っていけば空洞になっているのではなかろうかと思います。
このまま磨くだけでも良かったんですが、個人的にツブツブした物が密集していると気持ち悪いので、目立たない部分を削って見て塗膜がかなり厚い事を確認し、全体をある程度研いでから磨く事にしました。
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磨いた後の写真は映り込みがあって難しいんですよね。だだっ広い所か完全に囲ってしまえると良いんでしょうけど。
一応触ってわからない程度には平らにして艶も出てます。
後は鍵盤や鍵盤のキャプスタン

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弦の振動を区切るアグラフや

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カポダストロバー

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なんかも磨いて、そろそろパーツ届いてくれないかな…とヤキモキしてます。