KG-5Cその3

やっと注文していた部品等が入って来て修理が進みました。

IMG_0135.JPG 
まずは鍵盤のブッシングクロス。
弾いていなくて虫食いにあったため、ピンの接触しない部分だけ食われています。
段差に引っかかり鍵盤が戻らない事もあります。
IMG_0142.JPG
今回はPVAと言う種類の接着剤をつかってみました。
IMG_0140.JPG
初登場、ダンパーガイドレールです。
これも虫に食われてますね。ついでなので交換します。
IMG_0141.JPG
これは接着されてませんので押し出して、新しいクロスを押し込むだけです。
IMG_0149.JPG
取り付けました。
カワイは響板がいつまでも綺麗ですね。
IMG_0151.JPG
次はローラーと言う部品です。
よく弾いていると黒くなっている部分とその間が摩耗して薄くなりますが、これの場合重さで潰れ角が出来てましたので交換です。IMG_0152.JPG
今回、計測してみると規格品にないサイズだったので特注しました。
IMG_0153.JPG
新しくなったローラー
IMG_0143.JPGIMG_0146.JPGIMG_0144.JPGIMG_0147-6387a.JPGIMG_0145.JPGIMG_0148.JPG
この辺は何度か投稿していると思いますので省略します。
IMG_0155.JPG
いよいよ張弦開始。
この青いフェルトが特注で弦が張れませんでした…^^;
IMG_0156.JPG
低音弦は浜松で作ってもらいました。新しい銅が美しいですね。
ちなみに、通常は一本取り出しては後方に引っ掛け、前に移動してチューニングピンに巻きつけ、次の弦を取り出し…とやりますが、ピアノが大きく、部屋も狭いので移動が少なく済むようにやってみました。
IMG_0194.JPG
低音弦にリボンフェルトも取り付けて張弦完了です。いよいよ終わりが見えて来ました。