この度、一般社団法人日本ピアノ調律師協会主催で「ピアノの魅力コンサート」というものが
開催される運びとなりました。
1845年製のエラールと最新式のカワイSK-EXを聞き比べる企画となっております。
実は昨年、東京他でヤマハのCFXとシュトライヒャーというピアノで行われたコンサートの第2弾です。
今回は北九州響ホールでの公演がありますので、ご都合のつく方は是非ご来場ください。
うちでもチケット販売しておりますm(._.)m
エラールの話を簡単に…
エラール(ERARD)は元々フランスでピアノを作っていましたが、1793年のフランス革命の時王室との関係性から処刑されそうになったのでイギリスに逃げます。イギリスでブロードウッドのピアノを研究し、イギリス式のアクションにレペディションレバーを追加してダブルエスケープメント機構を作り上げたと言われています。
これにより以前とは比べものにならない連打性能を得て、現代のピアノアクションの元となったようです。
今回のエラールは1845年製、ダブルエスケープメントを搭載していますが、弦が全て鍵盤と同じ方向に貼られた平行弦と呼ばれるもので、低音の巻線は銀だったりします。
ダニエル・バレンボイムが平行弦のピアノを作ってCDを出すなど平行弦がブームとなっているようですので、この聞き比べは面白いと思います。