クリーニング3件

偶然外装クリーニングが続きました。
まずはヤマハのU1D。
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こちらの事情で長く預かってしまい、お客様にはご迷惑おかけしました。
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磨きまではすぐに終わっていたんですが、脚(棚受け柱)の下部、妻土台の塗装が剥げていたのでサービスで塗装をやり直す事にしました。
が、立てたまま吹き付け塗装するのは色々問題があるので、前に書いたウマをもらって来てからやろうと思っていたら予定がズレて行き…
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塗装後。サービスなのでこのくらいで。
このU1Dを納品する前に、更に2台預かってしまって置き場所、作業スペースが大変な事になりました。
そこで預かったのは最後ですが先に納品する予定のカワイUS50から作業しました。
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ペダル。カワイは真っ黒にはなりにくいですが水玉模様になりますね。
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底板を外さないとペダルが外れないんですが、底板を外すには作業スペースが広く必要になります。
一旦他のピアノを廊下等に退避させて底板を外します。
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外側が出来上がったら今度はこっちを廊下へ出し、修理や調律調整を行います。狭いです(笑)
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人工皮革が劣化して毛が生えるんですよね。
まだ動きを邪魔してはいないんですが、今後のため交換しておきます。
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見た目も綺麗になりましたが、あくまでスムースな動きの為です。
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一緒に預かった椅子もそれなりに綺麗にしてお届けしました。
最後はヤマハのW104。ミンディという栴檀の一種を使っているらしいです。
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白鍵木口が変色、反ってます。
塗装部分は結構綺麗なんですが、下半分はネジは錆びて回らないし、キーピンも錆びているし、土台に付いている金属カバーも錆てました。
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錆を削り取って塗装の下塗りした所です。ひび割れもあり、色が合わないのでこの部分は全部塗ってしまいます。
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写真を取る左右を間違えましたが、両方とも同様です。
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白鍵木口は交換して外装のクリーニングも終わった所。
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散らかってるのが映り込んでますね(笑)
クレーンだったり難しい所は運送屋さんに頼みますが、簡単な所は自分でお届けするようにしたので、これまでより手軽な金額でクリーニングや預り修理を提供出来るようになったと思います。

アップライトピアノの補助キャスター

最近まで知らなかったんですが、アップライトピアノをよく動かすところ用に、補助キャスターというものが販売されています。

先月の埼玉行きで取り付け方を教えて貰ったので、早速つけてきました。
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当然下に付けるので、山梨の清水ピアノ調律事務所さんから貰ってきた修理台車(うま)で
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ゴロンと寝かせます。
ちなみにこれの場合は大丈夫ですが、うまの種類によっては取り付け部分と干渉するので
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こうやる必要があるそうです。
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慎重に位置を決めて(助けを求めつつ^^;)
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取り付け完了。片手で動きます。

埼玉へ

ご紹介をいただいて、埼玉に嫁いだ娘さんのところへピアノを運びたいとの依頼があり、先月末移動しました。

運送の手配しただけでしょ?と思うでしょうが、ナトリピアノ社の名取さんに教わりながら自分で運びました(笑)
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シートかけてるので何かわからないでしょうが、アップライトピアノです。
そして軽トラです(笑)載るんです(笑)
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ついでに持って行って欲しいという物も載せて、無事にお届けしました。
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ついでに名取さんの仕事を手伝いつつ、運送の仕事をみっちり教わって来ました。
グランドも載ります。
今後は簡単な移動は運送会社に頼むまなくても良くなりましたし、運送の技術を応用すると

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こういう事(アップライトピアノの側面を下に立ててます)も出来るので底板の作業等、選択肢が広がります。
名取さん、ありがとうございました。

ハンマー交換その後

昨年ハンマーを交換したアップライトグランド、定期の調律に行きました。

工場でのハンマー交換では第1整音、第2整音〜と針を刺したり表面を削ったりといった整音作業と、試弾機と言う鍵盤を叩く機械にかける工程を何度も何度も繰り返し音を作り上げていくものですが、外でのハンマー交換では機械も時間もありませんのでだいぶ省略された整音作業になっております。
整音を時間かけてやらないといけないだろうと覚悟して行ったんですが、自分で言うのも何ですが、十分良い音してました(笑)
多少のバラつきを揃え、グランドはウナコルダの整音を重点的にやって来ました。

学校調律

年度末、というか卒業シーズンに多い学校関係の調律です。毎年行ってるところでも色々起こります。

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まずは掃除。
昨年までGPはブロアで吹き飛ばして出たホコリを掃除機で吸い取るだけでしたが(全然ホコリ取れてませんよね)、心を入れ替えてちゃんと鍵盤を外して掃除、キーピン磨きをします
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こちらはなぜかダンパーワイヤが曲がってるという写真。動きも悪く、止音のバラツキを揃えるには真っ直ぐにしないと調整出来ないので、毎年少しずつ直してます。多分今年で終わりです。
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体育館で外気に晒されているからか、これまでの掃除サボりの影響か、鍵盤がかなり虫に食われてます。バランスパンチングは手持ちのをとりあえず入れておいて、後日の修理を提案しました。
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こちらは普通に打鍵したらアップライトのハンマーシャンクが根元で折れました。
持って帰って修理しようかと思いましたが、技術者のネットワークでその場での修理を教わり、何とか対処出来ました。
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道具の準備がイマイチだったので少し焦げましたが穴に残ったシャンクを抜き取り…
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バット側もシャンクを抜き
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鞄に入れていた新しいシャンクを長さを合わせて植えます。
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ちなみにこのメーカーのバットはプラスチックで温めると溶けてしまい、シャンクが抜けない場合があるとの事なので、今後の為、メーカーさんにお願いして取り寄せました。
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以前も同様の記事を書きましたが、ハンマーパンクです。
ハンマーフェルトが無い状態で弾いていたので、ウッドに弦の跡が付いてます。
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こちらも調律しながらの修理で、少し予定より時間がかかりましたが、何とかなりました。