ピアノで脳活

これまでのiwebで作ったホームページとさくらブログだと、それぞれ別のページになってしまうのでワードプレスと言うものを導入して統一しようととりかかり放置してはや数ヶ月、試しになにか投稿してみます。

所属している一般社団法人日本ピアノ調律師協会の九州支部主催で澤口俊之先生、西村由紀江さんの講演会が行われます。

澤口先生の講演会は九州支部では3回目?で過去2回はお話のみでしたが、今回は西村由紀江さんに司会と演奏もして頂きます。

9月9日のお昼、久留米市の石橋文化ホールです。きっと楽しいと思います。

クリーニング3件

偶然外装クリーニングが続きました。
まずはヤマハのU1D。
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こちらの事情で長く預かってしまい、お客様にはご迷惑おかけしました。
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磨きまではすぐに終わっていたんですが、脚(棚受け柱)の下部、妻土台の塗装が剥げていたのでサービスで塗装をやり直す事にしました。
が、立てたまま吹き付け塗装するのは色々問題があるので、前に書いたウマをもらって来てからやろうと思っていたら予定がズレて行き…
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塗装後。サービスなのでこのくらいで。
このU1Dを納品する前に、更に2台預かってしまって置き場所、作業スペースが大変な事になりました。
そこで預かったのは最後ですが先に納品する予定のカワイUS50から作業しました。
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ペダル。カワイは真っ黒にはなりにくいですが水玉模様になりますね。
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底板を外さないとペダルが外れないんですが、底板を外すには作業スペースが広く必要になります。
一旦他のピアノを廊下等に退避させて底板を外します。
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外側が出来上がったら今度はこっちを廊下へ出し、修理や調律調整を行います。狭いです(笑)
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人工皮革が劣化して毛が生えるんですよね。
まだ動きを邪魔してはいないんですが、今後のため交換しておきます。
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見た目も綺麗になりましたが、あくまでスムースな動きの為です。
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一緒に預かった椅子もそれなりに綺麗にしてお届けしました。
最後はヤマハのW104。ミンディという栴檀の一種を使っているらしいです。
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白鍵木口が変色、反ってます。
塗装部分は結構綺麗なんですが、下半分はネジは錆びて回らないし、キーピンも錆びているし、土台に付いている金属カバーも錆てました。
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錆を削り取って塗装の下塗りした所です。ひび割れもあり、色が合わないのでこの部分は全部塗ってしまいます。
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写真を取る左右を間違えましたが、両方とも同様です。
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白鍵木口は交換して外装のクリーニングも終わった所。
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散らかってるのが映り込んでますね(笑)
クレーンだったり難しい所は運送屋さんに頼みますが、簡単な所は自分でお届けするようにしたので、これまでより手軽な金額でクリーニングや預り修理を提供出来るようになったと思います。

アップライトピアノの補助キャスター

最近まで知らなかったんですが、アップライトピアノをよく動かすところ用に、補助キャスターというものが販売されています。

先月の埼玉行きで取り付け方を教えて貰ったので、早速つけてきました。
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当然下に付けるので、山梨の清水ピアノ調律事務所さんから貰ってきた修理台車(うま)で
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ゴロンと寝かせます。
ちなみにこれの場合は大丈夫ですが、うまの種類によっては取り付け部分と干渉するので
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こうやる必要があるそうです。
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慎重に位置を決めて(助けを求めつつ^^;)
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取り付け完了。片手で動きます。

埼玉へ

ご紹介をいただいて、埼玉に嫁いだ娘さんのところへピアノを運びたいとの依頼があり、先月末移動しました。

運送の手配しただけでしょ?と思うでしょうが、ナトリピアノ社の名取さんに教わりながら自分で運びました(笑)
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シートかけてるので何かわからないでしょうが、アップライトピアノです。
そして軽トラです(笑)載るんです(笑)
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ついでに持って行って欲しいという物も載せて、無事にお届けしました。
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ついでに名取さんの仕事を手伝いつつ、運送の仕事をみっちり教わって来ました。
グランドも載ります。
今後は簡単な移動は運送会社に頼むまなくても良くなりましたし、運送の技術を応用すると

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こういう事(アップライトピアノの側面を下に立ててます)も出来るので底板の作業等、選択肢が広がります。
名取さん、ありがとうございました。

ハンマー交換その後

昨年ハンマーを交換したアップライトグランド、定期の調律に行きました。

工場でのハンマー交換では第1整音、第2整音〜と針を刺したり表面を削ったりといった整音作業と、試弾機と言う鍵盤を叩く機械にかける工程を何度も何度も繰り返し音を作り上げていくものですが、外でのハンマー交換では機械も時間もありませんのでだいぶ省略された整音作業になっております。
整音を時間かけてやらないといけないだろうと覚悟して行ったんですが、自分で言うのも何ですが、十分良い音してました(笑)
多少のバラつきを揃え、グランドはウナコルダの整音を重点的にやって来ました。