13日は完全にフリー。植物園と歴史探訪ツアーもあり、そちらに行かれた方も多かったですが、せっかくのPTGコンベンションなので時間の許す限りクラスに参加してみました。
クラスは朝8時から夜7時まで90分ずつで5時限あり、時間帯にもよりますが10種類近いクラスの中から選びます。多過ぎて困ります。ちなみにPTGでは専用のアプリ?サイト?があり自分のスケジュールを管理出来るようになっていました。
まずはTaking of the actual PTG Written Exam、筆記試験です。時間の都合で2限目からです。 いつかはRPT(Registered Piano Technician、筆記・実技・調律の各試験に合格した技術者)に、と思ってはいますが、今回は情報収集に。事前に日本語の試験問題もあると聞いてはいましたが、何と言ったら良いかわからず、日本から来たと伝えてなんとか日本語の問題用紙を貰い受検。
最初は書き方も良くわからず、用語も日本と違い、日本では聞いた事もないような問題もありましたが無事合格しました。その場で結果が出て実技試験に進む為の紙が貰えました。
3限目はThings All Things Piano Technicians Should Know、ピアノ技術者が知っておくべき全て?です。タイトルに惹かれて参加してみましたが、グランドピアノのインシュレータ交換等の持ち上げ方、 アクションの引き出し方から、この雑音はなんでしょう?見たいなクイズなど面白かったです。
4限目は日本の他の方達と合流してRecapping the Vertical Bass Bridge without Removing the Plate、フレームを上げないで低音部の駒を修理する方法です。講師は駒や響板でおなじみのPiano Bolducのクリスチャン・ボルジュックさん。Factory Manager (工場長?)です。 駒を一定の高さで削って新しいキャップを貼り、駒ピンを取付け弦を戻す。通訳してくれてわかりやすかったです。
5限目はInside the RPT Tuning Exam、調律実技試験のお話です。 調律の試験は時間が4時間だったり、ただピッチを上げる調律ではなかったり、色々と日本の技能検定試験と違うようです。
スタビリティ、調律の保持が重視されています。
夜はカワイのコンサートでピアノはSK-EX#92、調律はクサカベ ヨシハルさん。Nicholas Susiさんがラフマニノフ、ロッシーニ、 シューベルトを弾きました。