Y社グランドピアノの響板再塗装、弦交換、チューニングピン交換

前回、響板の塗り替えをしたところまでで投稿しましたが、5月の連休中に弦を張り、弾ける状態にまでしてお客様にチェックしていただきました。

お客様のご要望は響板を綺麗にしたい、という事でしたが、ピアノの構造上響板をどうこうするとなると弦を外す必要があります。

見えていない部分もとなると金属のフレームも外して行う事になり、フレームを外すにはチューニングピンも抜く必要があり、弦もピンも全て交換、と期間も費用もかなりかかってしまいます。

外装(黒い部分)は劣化していますが、全塗装まではしないという事で汚れだけ落として、真鍮のパーツだけ磨いてお納めとなりました。